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ファイヤーマン 第1話 「ファイヤーマン誕生」

ファイヤーマン 第1話 「ファイヤーマン誕生」

オレンジ色の夕焼け、裂ける大地、炎の中でファイヤースティックを振り上げ、変身する岬。
嫌いな始まり方ではないが、何を表しているのかはよく分からないものがある。

 

オープニングテーマを挿み、海中を進むシーマリン号。
まず、本作のコメディーリリーフ的存在である千葉太博士の登場。海洋開発センターに引き渡される調査船シーマリン号のテストを、青江半島沖20キロの海域で行っていたらしい。
宇宙開発センターにいる水島三郎博士にも、巨大な飛来物の報告が届く。青江半島南東沖に落下するという。水島博士を演じているのは、帰ってきたウルトラマンの坂田健を演じている事でも知られる岸田森
赤い形状をした落下物だが、何だか初代ウルトラマンの初登場時を思い出す。
海水の温度がどんどん上昇しているらしい。
次に海洋開発センターの海野軍八博士とその助手の葉山マリ子の登場。
海では、内臓の破裂した深海魚が浮き上がっているとの千葉博士の報告。
場面は変わり、水島博士と助手らしき人物。
水島博士の開発した特殊燃料が海へ落下したようだ。
その後、海洋開発センターの海野博士に電話する水島博士だが、海野博士はシーマリン号へ行っており不在。

 

その頃、海は何色もの輝きを放ち、光っていた。
ここでナレーション。青江半島には古い伝説がある。
「海が燃え、やがて海が光ると、海を割いて、魔獣が現れ、島を襲う。赤い人、島を救う」
謎の老人が言い伝えを口にしているが、一体何者だったのか?
ここでようやく、主人公岬大介の登場。演じるのはアカレンジャー/海城剛役でも有名な誠直也氏。
海中では一本角怪獣ドリゴラス、三本角ドリゴンが活動を開始していた。

 

朝になり、海野博士と助手のマリちゃん、岬の初対面。
その後、シーマリン号で海野博士と水島博士の対面。
水中用レーダーを使って海底を探していたら、全く得体の知れない物体を何度もキャッチしたとの話を聞いたと水島博士。
水中用レーダーに映る光。潜水艦ではないかと言うが。
まるで心臓の音みたいとマリちゃん。

 

正体をつかむため、シーマリン号で潜行する一行。
その先では、何らかの壁画に遭遇。白亜紀トリケラトプス、太陽のように輝く大隕石が彫られているらしい。
シーマリン号に通信。光る海の海水中から、コツコリットに似た原生生物を発見したとの事。ドーバー海峡の白い崖を砕いて発見した微生物との事だが、実在するのだろうか?
突如、急速にシーマリン号に接近する反応。先程の三本角怪獣ドリゴンだった。
海野博士がパニックに陥るシーマリン号から航空防衛隊に救援を求める。

 

青江半島に上陸するドリゴン。その場に唐突に表れた岬を執拗に狙うが、ドリゴンの吐いた光線による爆発で本当に岬のズボンが燃えている!!
落ちてきた瓦礫で意識を失う岬。
ここでまたナレーション。アバン大陸という場所から地球を救うために来たヒーローだという事はわかるが、かなり情報不足な気も……。ただ、炎を背景に映し出される岬大介の姿は少しかっこいい。
ドリゴンが航空防衛隊の戦闘機を破壊していく中で、ナレーションの叱咤でようやく意識を取り戻し変身する岬/ファイヤーマン。

 

初戦闘ながら苦戦を強いられるファイヤーマン。地底以外の所ではファイヤーマンでいられない上、海底遺跡の瓦礫の下敷きにされて割とピンチ、という所で第1話終了。

 

感想
地味な印象。科学者集団という事だが、雰囲気はよく出ていたと思う。ファイヤーマンにしても、説明不足な印象は否めない。初代ウルトラマンとハヤタのように岬大介という地底人にファイヤーマンが宿っている状態なのか、だとするとファイヤーマンとはそもそも何者なのか。それとも、地底人岬大介がマグマエネルギーという一種の力を用いて超人に変身しているのか、そこがわからなかった。