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ファイヤーマン 第4話 「インベーダーを撃滅せよ」

ファイヤーマン 第4話 「インベーダーを撃滅せよ」
前回の回想後、ファイヤーマンの新必殺技「ファイヤークロス」でステゴラスは海へ逃走。ファイヤーマンも変身を解除。
生き残りの宇宙人を見つけ出さない限り、ステゴラスはまた現れるという話に。前回の通信装置で逆探知できるかもしれないという話になるが、メトロール星人は通信装置を爆破。

 

場面は変わり、二人のメトロール星人が話している。怪しげな腕輪を装着してファイヤーマンとは何者かについて話しているが、SAFが作り出したアンドロイドという結論に落ち着いている。防衛組織側がヒーローの正体について議論するパターンならば見た事があるが、侵略者側がヒーローの正体について議論しているシーンは見た事が無い。しかも、全くの的外れ……。
ファイヤーマンがSAFのアンドロイドなら、SAFの組織を破壊するしかない。ファイヤーマンさえいなければ、ステゴラスは自由に暴れまわれるという事でSAF組織破壊のためにインベーダーは暗躍を始める。

 

岬がマンガン団塊の中から、ステゴラスの餌である裸子植物の種を発見。放射線を当てて発芽させ、生育する事でステゴラスをおびき寄せるために使うつもりらしい。
放射線を当てるのに宇宙生物研究所を使わせてもらうことになり、千葉隊員はシーマリン号の点検をする事に。
シーマリン号から千葉隊員と入れ違いに出てきた隊員の腕には、先程の怪しげな腕輪が……。
宇宙生物研究所に向かう岬のマリンカーには、爆破装置が取り付けられていた。車を停める岬。
一方、シーマリン号にも時限爆弾が仕掛けられており、その爆発で修理には最低三日かかるという。乗員の一人も行方不明らしい。
爆破装置を仕掛けられた岬が基地に戻り、マリンカーと先程の種の無事を報告する。
SAF基地に侵入したインベーダーを見つけ出す方法はないかとの話になるが、南米からの報告書によれば宇宙船の墜落地点に緑色の液体があり、細胞らしき物が発見されたという。
SAF基地で働いている人間は何千人もいる。外部から出入りする人間がほとんど。一人ひとりチェックするのは時間がかかる。

 

そのやり取りを見ていた岬は、SAF基地の外を歩いていた。岬曰く、奴らが人間の姿をしていても、この俺の耳をごまかす事は出来ないとの事。
ナレーション曰く、マグマの世界からやってきた岬には異常な聴覚がある。目を閉じ、耳をすませば、数百メートル先の人間の心臓の鼓動まで聞き取る事が出来るらしい。
見た目は普通の人間だが、岬もやはり普通の人間ではないのだな。
警備員らしき人間とすれ違った後、奴らがもしアメーバのような生物なら心臓の音も聞こえないかもしれないと考える岬。
その後、ガスボンベの周辺で怪しげな二人組を見つけ、岬は心臓の音を確認。心臓の音はせず、インベーダーである事が確定する。目からの光線で反撃してきたインベーダーを銃で倒した後、もう一人を追跡するが鉄を溶かす能力で鉄柵を溶かされ逃げられてしまう。
その後、先程銃で倒したインベーダーの元へ戻るが、アメーバ状になりながらもまだ生きている事に気づく岬。灯油らしき物を振りかけ、マッチで火をつける事でとどめをさすが、この時のインベーダーの悲鳴が少し怖い。

 

それから三日後、修復完了したシーマリン号はステゴラスの行方を求めて日本近海を徹底的に捜索するが、数日経っても発見できず。
その頃ステゴラスは、一万メートルを超す深海の岩棚の中で眠っていた。
逃亡したインベーダーの行方も発見できなかった。

 

岬がSAF基地に戻ると、マリちゃんがいい知らせがあると元気に報告。
千葉隊員がプレートにのっている一億数千万年前の植物を見せる。
岬が発見した裸子植物の種に放射線を当て、生育したらしい。
匂いは、マリちゃんいわく「ロマンチックな香り」。
海野隊長が瓶を一つ岬に渡し、岬がその匂いを嗅ぐと同じ匂いがする。合成したとの事。
ステゴラスをこの匂いを使って攻撃に有利な地点までおびき寄せて、撃滅するつもりだという。岬は難色を示しているが、結構優しいのか? 確かにステゴラスはインベーダーの都合に振り回されているが。
水島隊員が鼻の辺りを触りながら、コントロール装置を逆探知する方法を何とか考えようと一言。
その頃、ステゴラスをより狂暴化するためにコントロール装置を改良していたインベーダーは、暗躍を開始。強力な誘導電波でステゴラスが再び姿を現す。

 

ステゴラスの被害を受け、マリンゴンとマリンカーでSAF出動。
裸子植物の匂いをマリンゴンから散布するつもりだ。
ミサイル部隊の配置されている場所へ誘導するらしい。
岬は一人、インベーダー撃滅のためマリンゴンから降下する。

 

崖を上る岬に、ステゴラスが火炎放射。走る岬の背後からステゴラスが火炎放射しているのを見ると、かなり危険だと思う。
崖を上りながらコントロール装置を持つインベーダーを発見した岬は、吊り橋の上でインベーダーと格闘。命綱があるのかはわからないが、かなり危ないアクションだと思う。
その後、インベーダーを銃で倒した後、手りゅう弾のような物でとどめをさす岬。相変わらず、インベーダーの悲鳴が少し怖い。

 

暴れるステゴラスを見て、ステゴラスに取り付けられた誘導装置を外そうと変身する岬。ファイヤーマンとステゴラスの格闘が続く中、マリンゴンが匂いを散布するが効果無し。そんな中、水島隊員がコントロール装置の逆探知に成功したのか、持ち場を離れる。
格闘の中、ファイヤーマンが誘導装置を外しステゴラスは正気に戻るが、マリンゴンの散布する匂いに反応し、ミサイル部隊の配置場所へ向かう。
そんなステゴラスをファイヤーマンは庇い、海野隊長もステゴラスは正気に戻ったと攻撃中止を命令。
だが、生き残りのインベーダーが銃でファイヤーマンを背後から狙っていた。咄嗟に避けたファイヤーマンの背後にいたステゴラスに、攻撃が当たりステゴラスは死んでしまう。
水島隊員がそのインベーダーを撃滅し、ファイヤーマンはステゴラスの亡骸と共に海に消えていった。

 

その後、シーマリン号でステゴラスの亡骸を確認しようとするSAF隊員達に対し、それに反対する岬。そっとしておいてほしいという岬の意思を尊重してか、せめて花束の一つでも投げてやろうと海野隊長。
海に投げられた花束、潜行するシーマリン号の描写で第4話終了。

 

感想
ヒーローの正体について議論する侵略者、ヒーローの普通には無い特殊能力など所々見応えはあったと思う。ただ、やはり流れを考えると侵略者の都合に振り回され、あげく殺されてしまったステゴラスは少しかわいそうにも感じる。