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ファイヤーマン 第6話 「遊星ゴメロスの秘密」

ファイヤーマン 第6話 「遊星ゴメロスの秘密」
冒頭からいじける少年の描写でスタート。SAF基地の見学でも頼みに来たのだろうか?
少年を納得させるため、戦闘機の模型を渡すマリちゃん。岬にも説得され、今度は本当に見せると少年と約束する岬。
「じゃあ、これもらってやるよ!!」と若干生意気な口調で模型を受け取り、少年が去ろうとした時、空が突如真っ暗に!!

 

SAF基地内、岬が突如空が真っ暗になった事を海野隊長に報告するが、各地から報告が入っているらしい。
突然の闇が去ると、空も地上も不思議な色の世界に!!
ナレーションいわく数千年前、地球が遊星と衝突寸前の状態になり、その直後大津波が起き、竜巻が起こり、落雷が続発したのだとか。
電話を切った岬いわく、津波が発生したらしい。引力のバランスが崩れ始めたんだと、海野隊長。
同じく電話で対応していた水島隊員いわく、ビルが浮き上がった地域もあるらしい。あの遊星が引力の方向をコントロールしているのだという。
マリちゃんが中央天文台の発表を読み上げる。謎の遊星は「ゴメロス」と命名されたらしい。
こりゃ、まずいと水島隊員。コンピューターのデータによると、ゴメロスが地球の惑星になる可能性は86.99%だという。その場合、地球の潮流も気象もめちゃくちゃになるとか。
電話に出ようとした水島隊員を無視して、電話に出るマリちゃん。水島隊員は割と抜けている描写がある気がする。
遊星ゴメロスから落ちてきたと思われる隕石が発見されたらしい。

 

隕石の採取に向かう岬と水島。
普通の隕石ではなく、生き物みたいな筋が何本もあるようだ。
マリンカーに乗り込もうとすると、通信が。遊星ゴメロスが太陽と地球の中間点に入ってきたと海野隊長。
突如周囲が暗くなり、謎の音が響き渡る。

 

SAF基地では東京湾から相模湾にかけて、海面の水位が急激に下がり始めている、黒潮の流れが停止したとの事。
対応策は無いとはいえ、警察も防衛隊も全てSAFの指揮下になる事に。

 

水島隊員の指示で宇宙開発センターは、遊星ゴメロスに無人観測ロケットを打ち込むことに。
マリちゃんが観測されるゴメロスの環境を読み上げるが、水島博士いわく地球に近いとの事。
ゴメロスに無人観測ロケットが飲み込まれ、観測データの紙も切れてしまう。
千葉隊員が開発したマリンZなら、ゴメロスを爆破できるかもしれないという話に。海野隊長は、「宇宙空間の構造が変わってしまうかもわからん」と却下。一体、どんな破壊力の兵器を作ったのか、千葉隊員。
結局もう1つの案である、ゴメロスに推進ロケットをつけて、地球の引力圏外に運び出す案が採用される事に。

 

採取した隕石を分析する岬。
隕石ではない、一種の細胞らしい。クラゲの細胞に似ているのだとか。
遊星ゴメロスに住んでいた生き物、生き物の一種という仮説が立てられる。

 

ここでナレーションが入るが、隕石は遊星ゴメロスの一部らしい。
ゴメロスの表面に現れた宇宙恐竜スペーザーが、毒ガスを吐き出す描写で前半パート終了。

 

SAF基地に車を停車させる、謎の青年登場。
SAF基地内、寝不足からか大口を開けて欠伸をする岬。妙に人間臭くて、好きな描写。
会話している岬とマリちゃんの前に、先程の青年登場。
青年はSAFのデータや設備に意見を述べていくが、岬に一本背負いで投げ飛ばされた後、青年がグリーン47号を開発した宇宙開発センターの人間、竹原さんである事が判明する。
ゴメロスに向かう前の会話で、「この仕事が終わったら、田舎に帰ってみるかな」と明らかにフラグ的な台詞を言ってしまう竹原。
岬も竹原に出身地が東京か聞かれるが、当然アバン大陸の人間なので目線を合わせず答える岬。
田舎への帰省に岬を誘う竹原だが、初対面時はともかくかなり相性がよかったのかもしれない。
その後、竹原のガム?のような物を貰う岬だが、よっぽど酸っぱい味でもしたのかヒーローとは思えない表情になっている。ハヤタに近い完璧超人っぽいイメージの岬だからこそ、このような描写は逆に新鮮。

 

遂にゴメロスの調査に向かう事になる隊員達。
海野隊長いわく、竹原はこの任務完了後正式にSAF隊員になってもらうつもりだったらしい。
フラグ的な台詞が多すぎて、この時点から嫌な予感しかしない。
積み込んだ荷物の重量制限で、調査に向かうのは水島隊員、千葉隊員、竹原の3名。岬は残る事に。

 

マリンゴンが遊星ゴメロスを発見し、着陸する事に。
だが、突如遊星ゴメロスから出現した触手にマリンゴンは絡めとられる事に。
外に出てマリンゴンの触手を攻撃する3人に、ゴメロスの触手が襲い掛かる。
千葉隊員は逃れる事が出来たが、竹原はゴメロスの地面に吸い込まれてしまう。
ゴメロスに響く必死の叫び声が少々怖い。

 

マリンゴンに戻ってSAF基地に竹原の死を報告する千葉隊員と水島隊員。
スペーザーとマリンゴンに絡みつく触手で脱出手段が無くなってしまう。

 

ゴメロスをロケットで宇宙空間に運び出す事が出来なくなり、岬とマリちゃんにマリンZを打ち込もうと言う海野隊長。
この時、海野隊長は岬を見てうなずいているが、岬がファイヤーマンだと気づいているのだろうか? だとしても、少々早すぎる気もするが。
その後、海辺を走りながらファイヤーマンに変身する岬。
ファイヤーマンは初代ウルトラマンと違い、ノーリスクでテレポート能力(ファイヤーテレポート)を使用できるらしい。初代ウルトラマンが使うと命を縮めるほどハイリスクな能力なのに。
ファイヤーテレポートで遊星ゴメロスに向かうファイヤーマン。
マリンゴンに絡みついていた触手を引きちぎりマリンゴンが上昇するが、そこに宇宙恐竜スペーザー登場。
ファイヤーマンがスペーザーとの格闘に入るが、ゴメロスの触手とスペーザーの赤い毒ガスで苦戦。
マリンゴンがゴメロスの心臓部と思われる発光体を攻撃した事で、ファイヤーマンを拘束していた触手が引く。その後、ファイヤーストップでスペーザーの動きを止め、ファイヤーフラッシュで粉砕して勝利。
再度、ファイヤーテレポートで帰還するファイヤーマン。

 

その後、遊星ゴメロスが自らの意思で地球の軌道から外れていったとナレーションの説明。

 

海辺で小石を積み上げた竹原の墓を前にする岬。
1人の人間の墓がこんな粗末な物でよいのか疑問はあるが。
SAFの挑戦は続く。謎の遊星ゴメロスに殺された、1人の若い科学者の死を無駄にしないためにも。
ナレーションのほろ苦さを感じさせる言葉と共に、第6話終了。

 

感想
部分部分で岬の人間臭い所が見れたのが良かった。隊長が岬を見てうなずいたのは、やはり岬=ファイヤーマンだと感づいていたからなのかが気になる。確定描写が無いため断言はできないが……。今回登場したスペーザーは別名宇宙恐竜だが、例の最強怪獣との関連性があるのかが気になる。今作のゲストキャラである竹原だが、謎の解明にはやはりどこかで犠牲が出ているのだなと思うと、今回の話は何か切ないものを感じてしまった。